
「学びに向かう力」「粘り強さ」「挑戦する気持ち」
こうした「姿勢」や「力」は、従来、気質や性格と考えられがちでした。
しかし現在の議論では、
それを「非認知能力」と捉えて
教育により意図的に高め、伸ばすことができると言われています。
その「非認知能力」を伸ばす環境に適していると考えられ
世界中で注目を集めているのが「モンテッソーリ教育」です。
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*「非認知能力とは、社会で生き抜き、より豊かな生活を送るために必要な能力」
-James Heckman(シカゴ大学教授/ノーベル経済学賞受賞者)
「ペリー就学前プロジェクト」の研究で「幼児期に非認知能力を身に付けておくことが、大人になってからの幸せな生活や経済的な安定につながる」という結論を導いた。
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単に「勉強」をするのではなく
前に進む「心」と「からだ」を育てるのがモンテッソーリ教育。
幼児期の環境や経験は、その後の人生に大きな影響を与えます。
「文字が読めて、計算ができればよい」
という考え方だけでは
これからの時代、十分な教育とは言えないかもしれません。

・「意欲」「協調性」「忍耐力」「計画性」などといった、計測が難しい能力を伸ばすこと。
・「学びに向かう力や姿勢」を築くこと。
・目標、意欲、興味・ 関心をもち、粘り強く、困難を乗り越える力を伸ばすこと。
そんな「非認知能力」は
大人になってから鍛えるのは難しい。
だから、今
「モンテッソーリ教育」に触れてほしいと考えています。
これまでは、
「賢い子に育てる」とは認知能力(基礎的知識や記憶力、などIQで表される能力)を伸ばすことだと思われてきました。
もちろん、認知能力も大事。
でも
あくまでも「育ちの時期に見合ったアプローチ」が大切です。
大人が学ばせたいことを学ばせたい時期に一方的に教え込むのは「育ちの時期」に見合っていないことが往々にあります。
それでも子どもは吸収力がすごいので、一方的なIQを高めるための「教え込み」でも覚えるし、できるようになります。
でも、
幼児期にIQを伸ばすための算数や読み書きを早く学んだ子と、
小学校からスタートした子では、中学校の学力を調べると差がないことが分かっています。
早め、早めにやっても、しばらくすると追いつかれるのです。
だから
「どこを、なにを、目標にするか」
だと思います。
小学校低学年で成績がクラスのトップになることでしょうか?
私は子どもたちに
【生涯を通して、「自分ならできるはず」と、前向きに挑戦する心を育てる】
ことを目標としています。
自分の選んだことを心ゆくまで取り組み、達成することで
自己肯定感を育み、チャレンジすることへの熱意が生まれます。
子どもが「おもしろい」と感じたり、
関わりたくなる教材がふんだんに用意された環境で過ごすことは
子どもの「集中」「熱意」を引き出すためにも、とても価値があると思っています。
「こどもや」では
自分で決める「意志の力」を育て
やり遂げる「粘り強さ」を伸ばし
自分への信頼「自己肯定感」を高める。
そして、
先生は
子どもとの「対話」を通して、子どもの発想を豊かに広げ、考えを深める「種まき」をすることを重視しています。
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21世紀に直面する様々な課題。
地球規模では、環境、難民、貧困など難題が山積みです。
その解決に必要な能力について先進国が研究した結果、
・壁にぶつかったときにアイデアをいくつも出せる発想力
・失敗から学んで挑戦する粘り強さ
すなわち「非認知能力」に可能性を見出したのです。
世界の中で良い仕事をした人は
皆、高い非認知能力をもっていることもわかりました。
そこで、先進国はこの「非認知能力」を高めるような幼児教育・保育へと方針転換し始めたのです。
(小学館:汐見稔幸先生のインタビューより)
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100年以上前から、いわゆる「非認知能力」を伸ばすことに取り組んできた「モンテッソーリ教育」。
これからの時代を生き抜く力を育てる。
「学びに向かう力」
「前向きに生きる力」
そんな力を伸ばせるレッスンを大切にしたいと考えています。
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