「手を使うことは、脳を使うこと」
モンテッソーリ教育では、幼い子どもにとって手の動きが知性の発達に直結すると考えています^^

赤ちゃんの頃、指を一生懸命に動かしながら何かをつまもうとする姿。
少し大きくなって、スプーンを握って口に運ぼうとする瞬間。
さらに成長すると、ボタンをはめたり、ハサミで紙を切ったりと、両手を協応させながら課題を達成する力を育んでいきます。

これらの小さな積み重ねこそが、「やり切る力」「困難を乗り越える強いマインド」の土台になっているのです。
手の発達と知性の関係
モンテッソーリは、「手は知性の道具である」と述べています。
では、どのように手の動きが発達し、それが思考や学びに影響を与えるのでしょうか?
① つまむ(指先の力)

最初は手全体で物を握り、次第に親指と人差し指を使ってつまめるようになります。
この変化は、脳の発達と連動しながら進み、指先の繊細なコントロールができるようになることで、道具を扱う基礎が育ちます^^
✔ こんな活動が役立つ!
・ビーズや豆をつまむ遊び
・ボタンやスナップをはめる


② 両手を協応させる(協応動作)

▶ 片手で支えながら、もう片方で動かす
例えば、片手で紙を押さえながらハサミで切る、片手でビンを持ちながらフタをひねる。
これらの動作は、脳の発達を促し、「物事を順序立てて考える力」「試行錯誤してやり遂げる力」につながります。

✔ こんな活動が役立つ!
・スプーンや箸を使う
・紐通しや洗濯バサミで遊ぶ
・ネジを回す、ドライバーで締める(モンテッソーリ教具にもある活動!)

③ 手を使った達成感が「やり切る力」を育てる
子どもは、何かを「自分でできた!」という瞬間に、驚くほどの達成感を得ます。
最初は上手くできなくても、**何度も挑戦し、少しずつできるようになることが「自己肯定感」や「困難を乗り越える力」**になります。

完璧な結果を求めるのではなく、「試してみること」「何度も挑戦すること」そのものを大切にすることが基本です。
子どもたちは、手を動かすことで「できた!」という喜びを知り、
その経験が積み重なることで、「最後までやり抜く力」や「困難に向き合う力」へとつながっていくのです。

「手を使う」ことが育てる強いマインド
✔ 失敗しても諦めない力がつく
→ 何度も試すことで「失敗しても大丈夫」という感覚が自然と身につく
✔ 自分で考え、工夫する力が育つ
→ 手を動かしながら、「どうすれば上手くいく?」と考える習慣ができる
✔ 「やりたい!」という意欲が育つ
→ 手を動かす楽しさ・達成する快感を知ることで、新しいことにチャレンジすることができる
✔ 集中力が高まる
→ 手を使う活動は、自然と「深い集中状態」に入りやすく、集中力が鍛えられる
このように、手をたくさん使う経験は、単なる運動能力の発達にとどまらず、
生きる力そのものを育てることにつながります。

こどもやでは「手を使うことって楽しい!」「トライしてよかった」
と感じられる環境を大切にしています。
例えば…
✅ 実際に日常で使う動作を取り入れる(水を注ぐ、野菜を切る、お箸を使う)
✅ 少しだけ難しいことに挑戦できるようにする(観察し、その子にあわせた難易度で、手を出しすぎず、見守る)
✅ やり直しができる環境を作る(ミスしても何度もできる)
「手を動かすことが楽しい!」
「何度もやってみると、できるようになる!」
そんな経験が、子どもたちの未来の「やり切る力」につながるのです。

幼い頃から「手をたくさん使う経験」を積み重ねることで
子どもたちがこれからの人生に役立つ力を身につけられるように
こどもやでもサポートしていきたいと思っています^^
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