2025.02.05
「遊んでるだけに見えるけど、この子にとって何が良いの?」
「今、この子が夢中になったり集中する少しの時間が、本当にこの子のためになるのかな?」

そんな不安になる気持ちもわかります。
結果がわかりにくい、ただの遊びのような活動を通して、
この子の成長につながってると捉えるには受け取る側の知識も観察眼も必要だからです。

ピアノが上手になったり、計算が速くなったり、目に見えて結果がわかりやすい習い事もたくさんあります。
こどもやは、結果が見えにくい。
でも、こどもやは、そうじゃないといけないと思っているんです。

子どもの結果が見えやすいことをやるのは簡単なんです。
おなじモンテッソーリ教具を使っていても、
「なにか良さそうなこと」をさせてあげればいい。
大人を惹きつけるのが目的なら、それでいい。
だって、子どもは凄いから、やらせればなんでもできるようになっちゃいます。

でも、この子の幸せな人生のために
本当に今、このステップでいいのか?
どう工夫したら良いのか?
この子の自信を育むには今何が必要?
その視点で観て、試行錯誤して、トライし続けることは、
こどもやだからこそ、できると思っているからです。

この子が生きる上で必要な力を育むために
この子の本物の自信になるために
この子が誰にも邪魔されずに夢中になれる環境と時間が必要。

大人から見ると魅力的じゃないかもしれないけど笑、
でも、子ども側の立場でいれるのが、こどものための「こどもや」
もし大人に
「こんな簡単な遊びより、もっと良さそうなことをしてほしい」
「家でできなさそうな知育をしてほしい」
と何を思われたとしても
この子のためになるなら、この子に必要なそのお仕事にとりくむ時間と自由を守ります。

今は、この子の幸せのために、大人である自分が寄り添い、サポートして
いろんな「できた」を経験させることはできる。
でも、この子が大人になったら?
この子がいつか、自分を離れて、1人で進まないといけなくなったとき、
本物の自信と自分で決める意志力をもって進めるように。
失敗しても大丈夫だった、という経験を持って
勇気を出すコツを掴めていけるように。

今、まだ他者と比較せず無邪気にトライできる幼児期こそ、
たくさんのトライを。
早くできるようになることよりも、
何か覚えたり優秀になることよりも、
今、この子らしい力でこの子の大事な力を育む。
この子が安心して自然にトライできる魅力的な教材を利用して、この子が夢中になれるものに出会えますように。

専門性を高め、観察力を持って、
この子の関わる全てに愛情を。
いつかの将来、この子の力に繋がるために。